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Showing posts from January, 2019

読書の新年と本棚問題

 今年の正月は読書で過ごした。  年末のことになるが一年ぶりにある教え子が留学先から一時帰国してうちにやってきた際、我が家の本棚が一段増えていることに気がついたようだが、実はこの学生は昔からうちの本棚が定期的に一段ずつ増設されていく過程を見てきた妻以外の貴重な人物でもある。腰の高さくらいの時代から、年々順調に増設を重ねていき、今ではあと一段の増設で我が家の本棚は文字どおり天(というか天井)に届くまでとなった。  しかしその増設の歩みが順調かというと、当のそれらの蔵書の持ち主の私(と妻)はややペースが落ちていることに近年悶々としていなくもない。我が家の本棚増設にとっての最大の敵はamazonのKindleである。この電子書籍なるものはいくら買ってもタブレットやスマートフォンの中に収まってしまい、一向に本棚にボリュームが反映されない。もちろん本の本質は中身にあるが、本がお好きな方ならある程度賛同いただけると思うけれど、本は本棚に収まってくれることも役割の一つというか、良さの一つであろう。本棚はそこに並ぶ本と共に成長していく。間が悪いことに我が家の他の事情としては昨年仕事場に現れた全長12m強に及ぶ巨大な本棚にも自らのルールに則った仕分けによる本の流出(?)があり、そのうえ電子書籍にも多くの良書を取られてしまうため、我が家の背の伸びる本棚は伸び悩む時代に突入を余儀なくされてしまった。                                             photo from getty images  便利な必要悪Kindle。そんな電子書籍を始めて早3年ほど経つのだが、3年ほどの時間が流れると自ずと書物の購入にあたり、ある種の棲み分けが自然に生まれていることも確かだ。実は改めて自分の電子書籍にはどういった種類の本があるだろうかと考えてみると一つの発見があった;  それは好きな本をいつでも読み返せるようにという目的のためデジタル版で追加購入されたものや手に入るのに時間がかかる洋書系、夏目漱石...